5回の「なぜ?」部品と人間は違うから その2

前回の「5回の『なぜ?』部品と人間は違うから」の続きです。

問題が発生した時、その原因を徹底的に分析し解決に結びつける方法は、「物言わぬ」物や機械、システムと相性が良い、とお話しました。
一方、これを人や組織に使うと様々な問題、軋轢、モチベーション低下をもたらすように思うともお伝えしました。

では人や組織の問題や課題の解決方法は、どんなものがより適切でしょうか。

「どうしてそうなったの?」「どこがいけなかったの?」「なんでそんなことしたの?」…
前回「5回の『なぜ?』」についてお話しましたが、失敗した時や何か問題を抱えた時、このように3回でも「なぜ?」と言われたら、私だったらうなだれてしばらく立ち直れないかも知れません。
「人にはヒトの乳酸菌」(某整腸剤のCMですね)じゃないけれど、問題の解決に関しては「人には人にふさわしい方法」がちゃんとあります。

そのエッセンスが詰まっているのが「メンタルコーチングカード」。
「どうしてそうなった?」ではなく「自分はこれからどうなりたいか」「そのためには何をすれば良いか」にフォーカスした、セッションを受けたあなたの「可能性」「未来のビジョン」を引き出していきます。

現在、対面、Zoomと2つのかたちでセッションを行っています。
対面では1回3000円(+カフェ等の場所では飲食代などが別途かかります)Zoomの場合は1回2000円となります。
ご興味のある方は「お問い合わせフォーム」よりご連絡下さい。

 

5回の「なぜ?」部品と人間は違うから

「5Whys」という言葉をご存知でしょうか。
「なぜなぜ分析」ともいわれるそうですが、トヨタ自動車工業元副社長でいらしゃった大野耐一氏の著書「トヨタ生産方式」により広く知られるようになった、問題解決のフレームワークと聞いています。

何か問題が発生した際にその解決のため5回の「なぜ?」を繰り返す。
そのことによって効果的な改善策を見つけていくのだそうです。

製造業を中心に戦後日本の産業界は、こうした真摯かつ誠実な姿勢で優秀な製品を提供し続け、世界の多くの人々から「日本製品なら(サポートも含めて)信頼できる」と高い評価を得るようになりました。
そして「なぜなぜ分析」を始めとする「悪いところを見つけて直す」方法は、問題を徹底的に分析し解決に結びつけることができるため、物、機械、システム、そういった「物言わぬ」存在に対しては相性の良い戦略ではないかと思われます。

一方この方法を、感情や心を持つ「物言う」人間やその集団である組織にダイレクトに使うと、様々な問題、軋轢、モチベーションの低下などをもたらしてしまうように思います。

「問題をどう解決したら良いか」について、人や組織に対しては別のアプローチが必要なのではないでしょうか。

このお話、もう少し続けましょう!

NLPトレーナー資格をとりました!

ニューコードNLPと初めて出会ったのは2016年春のこと。
一般社団法人国際メンタルコーチング協会にて
私の師である安宮仁美先生、太田祐也先生お二人から一歩ずつ学んできました。

そして4年半。
ライフコーチ→プラクティショナー→マスタープラクティショナーと進み
昨秋NLPトレーナーの資格を取ることが出来ました。
この4年半の間に同時進行の形でエリクソン催眠も学んだことで
相乗効果の形でNLPへの理解が深まったように思います。

このブログを読んでいる皆さんも「人は一人一人、違う」「『今ここ』にいることの大切さ」などの言葉を良く耳にするかと思います。
「心の中の、内的な世界がどうして一人一人違うのか」
「『今ここ』にいることの大切さって何だろう」
それがはっきりと腑に落ちたのもNLPを学んだおかげです。
そして自分なりに心理的な課題を解決する糸口をいろいろ見つけたこと、
人前で話すことへの抵抗がとても小さくなったことも大きな収穫でした。(と自分では思っています。とはいえカメラの前ではまだまだですが)

学び始めた当初は「NLPトレーナーなんて選ばれた一部の人しかなれない」と
頑なに思い込んでいました。
私自身のパーソナリティはたぶんずっと変わらない部分もあるでしょうが
自分なりの限界突破ができた今、この経験を心の深いところで
心理カウンセリングやコーチングなどに活かしていきたいと思います。